R・K・スタート博士は、カナダ聖公会の要請で日本に渡り、新生療養所初代所長を務めました。医療宣教師としての力量と理想の医療に邁進する姿勢、ユーモアと誠実な人柄で多くの人から敬愛され、新生病院のあり方の精神的基盤を作り上げた人物でした。スタート博士亡き後も、職員や地域住民へその精神は脈々と受け継がれ、創立65周年である1997年(平成9年)、スタート博士メモリアルホールとして「スタートハウス」が竣工。スタート博士が地域に開かれた病院づくりを目指した理念を継承し、地域の皆様との交流を深めるコミュニティスペースとして活用しております。